どどど・どスランプ

完全にスランプで、文字を書くどころか読むのも辛かった年末年始でした。 半月以上も本を読まなかったなんて何年ぶりだろう。 おかげでブログも更新せず、何も出来ない日々でありました。とは言え、外部からいろいろ書き物のお話をいただきまして、少しずつ復帰を目指しております。 もともと書くのは嫌いなんじゃないか…

続きを読む

お客さんがたった一人の芝居

出演役者の数よりお客さんのほうが少ない、ということが現在でもあるんだろうか。 僕が大学のときに、演劇サークルの仲間と下見のため池袋の小さな劇場に行った。しかし下見時間が劇場と合わず、しょうがないので上演されている舞台を見ることにした。 僕たちは3人で行ったのだが、僕たち以外のお客さんも3人だった。合…

続きを読む

エラソーにこんなことを書いてみる

劇作家の仕事は物語を「考える(想像する)」ことと「書く」ことである。この二つは繋がっているが全く違う才能を必要とする。簡単に言うと前者はインプットの産物、後者はアウトプットの技術である。 脚本を書こうとする時、まずは「考える」ことから始まる。どんなシチュエーションでどんなストーリーにし、どんなテーマ…

続きを読む

初めての脚本依頼

僕が初めて外の劇団から脚本依頼をされたのは25歳の時だった。その頃僕は大学の後輩と二人で芝居ユニットを作ってこじんまりと舞台をしていた。 大学の先輩を通じて、とある劇団の主宰者さんが見に来た。で、その人から「ウチで脚本書かないか」とお誘いを貰ったのだ。 脚本を書き始めてまだペーペーで自信のかけらもな…

続きを読む

鎮西八郎 源為朝、とは…

You Tubeでこんな動画を見つけてしまった。 https://youtu.be/cIvrSM7-ynY 佐賀県上峰町PR 「佐賀県上峰町公式チャンネル」 ここがなんと源為朝のアニメを作ってる。アニメ制作「Production I.G.」、主題歌ユニコーン、声優も豪華。ホントに市で作ってるのという…

続きを読む

BACK from BACK前日譚の物語

数年前、声優養成所の生徒たちと「BACK from BACK(以下BACK)」を上演した。 授業の一貫としてだったので、参加したい役者さんはすべて出てもらうという約束なので、BACKをダブルキャストにしてもまだ役者さんが余る。 そこで、BACKの前日譚を描いた短編を新たに作った。 おそらくこの短編は…

続きを読む

BACK from BACKを書いていた頃

過去、座付き作家として15年所属していた劇団がある。旗揚げから2年目か3年目くらいの頃の話だ。 書き下ろしで4本ほど提供したくらいで、僕は煮詰まっていた。昼間仕事もしていたし、コンスタントに物語を考えて書くという時間もリズムもなかった。それでも公演の日は決まる。 他のメンバーの書いた台本をやってもら…

続きを読む

執筆時のBGM

本を書くときに音楽を流す人はいるだろうか。 昔は誰もいない静かな場所でないと台本が書けなかった。 しかし今は喫茶店で書く。 珍しいと言われるが、イヤフォンで音楽を聞きながら書く。それも台本一本につき同じ歌手をヘビーローテで流しっぱなしである。 ロスパラの時はあいみょんだった。 イチナツはガガガSPと…

続きを読む

BACK from BACKについて

空間旅団HPで、次回公演「BACK from BACK」の情報がUPされた。 https://kukan-r.com/ 僕の脚本では再演された回数の上位作品だ。 19年前に書いた作品だが、いまだに上演できて新しいお客様に見て頂けるので、本当に幸せな脚本だなと思う。 しかし、再演されるたびに書き直しが…

続きを読む