どどど・どスランプ

完全にスランプで、文字を書くどころか読むのも辛かった年末年始でした。

半月以上も本を読まなかったなんて何年ぶりだろう。

おかげでブログも更新せず、何も出来ない日々でありました。とは言え、外部からいろいろ書き物のお話をいただきまして、少しずつ復帰を目指しております。

もともと書くのは嫌いなんじゃないかってくらい筆不精で、書かずに済むなら書かない方が嬉しいという性格のくせに書きたいネタだけは売るほどあるわけで。

そういうわけで、ホントにネタを売りました。去年の夏にね。

脚本家のくせに脚本は書かず、アイディアだけ渡すという暴挙。それがようやく形になるようです。

劇団monsoon（モンスーン）というとこで、昔から知り合いの劇団さん。

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原案となっておりますが、一応あらすじからオチまで全部完成形で渡してあるので実際は原作ですな。まあどっちでもいいのですが、脚本はタッチしてないし読んでもいないので果たして自分の渡した内容とどんだけ変わっているか楽しみではあります。

内容的には、空間旅団ではやらないダークなサスペンスです。昔ながらの密室監禁もので、「記憶」というのがテーマで原作を書きました。当時、僕は空間旅団の新作用に「脳」に関していろいろ思考しておりまして、その中で「記憶」についてアレコレ考えていました。そこから派生したアイディアで、空間旅団では使わないネタだったものを、別のあらすじとして作りました。それをあげたわけです。

タイトルの「Memory」は記憶のメモリーと、思い出という意味のメモリーのダブルミーニングで、そのどちらにも物語に関わっているわけです。基本的に僕はダブルミーニングとかアナグラムとか、パズル的な要素が好きで、無理矢理でもそういうのを物語に入れ込みたくなる性分です。こういうこと考えなきゃもっと楽に書けるんですけどねえ…

というわけで、２月上演とのこと。よかったら見に行ってあげてください。昔はコメディを書きつつ、時折こういう人間の暗部をえぐるような話も書いて「ヤミザキさん」と呼ばれていたこともあります。

詳しい内容や物語に関する僕なりの思いは、実際に舞台が終わってからまた書きたいと思います（ネタバレになっちゃうと失礼ですからね）

他にもいくつか外部の台本も書かせてもらっていまして、その辺もいずれ情報解禁されたらお知らせしたいと思います。

久しぶりのブログでした。

今年もよろしくお願いいたします。