空間旅団HPで、次回公演「BACK from BACK」の情報がUPされた。
僕の脚本では再演された回数の上位作品だ。
19年前に書いた作品だが、いまだに上演できて新しいお客様に見て頂けるので、本当に幸せな脚本だなと思う。
しかし、再演されるたびに書き直しが入るなかなか大変な作品でもある。
ネタが古い場合はもちろんどんな脚本でも書き直しはするが、この作品はそうではない。
福岡で上演した時の、九州福岡バージョン
高校生用に60分に短くした、短縮バージョン
声優養成所の生徒とやったとき人数が増えて、登場人物増加バージョン
そして今回もキャストの年齢的に演じるのが難しい人物がいるので、人物差し替えバージョンを書いている。
まあこれだけ再演のたびに大きく手を入れる脚本も珍しい。しかし、なにせ古い台本なので、読みなおして書き換えたくなるところが多々出てくる。おかげで時間が掛かっている。
あくまで個人的だが、セリフの言い回しやワードのチョイスが昔より良くなっている気はする。セリフや会話にリズムを意識したのはもっと後のことなので、今読むといらない言葉や不協和音みたいなセリフが見つかる。今回ベースにした台本は五年前の「人数増加バージョン」なので、その時もかなりセリフを直したはずだ。でもまだ気になる部分が出てくる。
多少僕も進化しているということで良いのだろうか。
いろいろな人に気に入ってもらって再演されている作品なので、面白いとは思う。
今回は大河が演出をやってくれるということで、また新しい「BACK from BACK」が見られるのを楽しみにしてたりする。キャストさんも新しい人が大勢いる。
彼らがまだ小さい頃に生まれた作品に、どんな命を吹き込んでくれるか。
さて今回は空間旅団の本体ではなく、「R&C」という団体内ユニットの形式で上演する。
このR&Cとはどういう意味なのか、それを書くと長くなるので、また次回。
上演は12月初旬。もうあっという間だ。
皆さん、よければ今からスケジュールあけておいてね。
ではでは。
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